この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
芸能人にも根強いファンがいるサーマクール。
高くていい機械と評価されていますが、ネットで調べてみると「効果がなかった」や「老けた」などネガティブなワードの検索が目につきます。
実際のところはどうなのでしょうか?
2023年2月現在、
最新機種は第4世代の「サーマクールFLX」です。
サーマクールは2002年に登場してから、TC3、NXT、CPTとモデルチェンジを繰り返してきました。現在使われているのは、CPTとFLXがほとんどです。
CPTの時代に機械の先端のチップ部分のみが一度改良された「CPTトータルチップ」が存在します。それを数に加え、最新サーマクールは第5世代と言われることがあるようですが、実際は第4世代のFLXが最新です。
FLXはCPTと比べて、チップが大きくなり、より深くまで加熱できます。その結果、引き締め効果が高くなりました。さらに、冷却機能の改良により、痛みは軽減されております。
効果で選ぶなら断然「サーマクールFLX」ですね!
項目 | サーマクールCPT | サーマクールFLX |
---|---|---|
世代 | 第3世代 | 第4世代 |
引締め効果 | 高い | より高い★★ |
深達度 | 2.4mm | 4.3mm 深い |
チップの大きさ | 3.0cm2 | 4.0cm2 大きい |
施術時間 | 40~60分 | 約25分 早い |
痛み | 少ない | より少ない |
サーマクールFLXには、300、600、900ショットがあります。
単純に照射する量の違いです。
選択する際の目安として、初めての方、気になるパーツが少ない方、お顔のボリュームが少ない方、他の治療とのコンビネーション治療をされている方などは、300を選択することが多いです。
首の方までより広いパーツをしっかり治療したい方、お顔のボリュームが多い方、300では物足りなかった方は600を選択します。海外では、900でかなり集中的に治療をすることも多いようです。
単純にたくさん照射すれば効果も高いのではと思いますが、やみくもに量を増やせばいいとは限りませんし、ショット数によりコストも大きく変わります。迷われている方は、医師に相談しましょう。
サーマクールの公式のマニュアルには、照射方法が定められています。
マニュアルも大事ですが、患者様の顔の形やお悩みに合わせて照射をするとより効果を引き出すことができます。
気になるパーツは集中的に、ボリュームロスしたくない部分は避けるなど、お顔をデザインしながら照射をしたり、希望に合わせてカスタマイズして照射をすることが可能です。
また「効果がなかった」「老けた」などがっかりした結果にならないためにも、診察から実際の施術まで、サーマクールに慣れている医師が照射を担当しているクリニックを選びましょう。
当院で行ったサーマクールFLXのビフォーアフターを写真でご紹介します。
タイトニングに効果的なサーマクール、施術前後の変化は一目瞭然です。
施術後3週間の効果のご紹介です。
フェイスラインのもたつきや、頬のたるみに対してサーマクールFLX300ショットを照射しました。
3週間後にはお顔の輪郭がすっきりしシャープな印象になりました。またほうれい線の上の部分のボリュームが引き締まったことで、頬がリフトアップしほうれい線も目立ちにくくなっています。
さらにうれしいことに、ニキビも改善しています。
こちらは施術直後の効果のご紹介です。
ほうれい線を気にされていましたが、ヒアルロン酸注射に抵抗があり、サーマクールFLX300ショットを希望されました。施術直後から、フェイスラインが引き締まり、小顔に見えます。頬のボリュームが抑えられたことで、ほうれい線も施術前より浅く見えます。
サーマクールの効果は2段階で現れます。
①直後の熱による引き締り効果と、②1ヶ月後をピークとするコラーゲンの再生成によるタイトニングと美肌効果です。直後でも効果を実感できますので、大事なイベント直前の駆け込みで受けることも可能です。
もたついたフェイスラインやほうれい線、マリオネットラインをきゅっと引き締め、若々しく元気な印象に導きます。またダウンタイムもなく、バレずにたるみ治療ができます。
現在では、かなり多くの高周波機器が開発され、たるみ治療の選択肢が増えましたが、まだまだサーマクールを超えた機械はないように思います。
旧機種のCPTで満足できなかった方、以前のサーマクールが痛くて続けられなかった方などにも、最新機種サーマクールFLXは自信を持ってお勧めいたします。