美容医療用語集
老人性血管腫
老人性血管腫とは、皮下の毛細血管が拡張、増殖することによってできる1~4mm程度の赤色の良性腫瘍で、赤あざの一つです。
平らなものから隆起したものもあり、ほくろが赤くなったような外観を呈します。
「老人性血管腫」とありますが、思春期頃から発現するようになり、年齢とともに増加していきます。
また、女性ホルモンの影響でも毛細血管は増えるため、妊娠中に老人性血管腫が増えることもあります。
毛細血管の増殖といっても病気ではなく、加齢により誰にでも発現するため積極的な治療は必要ありませんが、老人性血管腫は顔や胸元・腕や足などに出来やすく、審美的には気になることが多いです。
美容皮膚科や形成外科などで主にNd:YAGレーザー、ダイレーザー、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)を使用した治療が可能で、小さいものは簡単に取ることができます。