美容医療用語集
マトリックス
皮膚関連の用語として「母体」、「基盤」「基質」などが使われます。
そして、基質は動物の結合組織の細胞間物質を表す用語として使われます。
真皮基質はグリコサミノグリカン、プロテオグリカンなどから成り立っています。
前者は、アミノ酸を含む酸性ムコ多糖体の一種で、そのまま、またはタンパク質と結合組織にあります。
ムコ多糖体ともいい、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリンなどがあります。
後者はグリコサミノグリカンとタンパク質とが結合した化学物の総称です。
からだの中では、ムコ多糖体とタンパク質とが結合したものが多く、真皮にあるプロテオデルマタン硫酸<デルマタン硫酸タンパク質>、細胞膜に広く見られるヘパラン硫酸タンパク質などが知られています。
コラーゲンなどと結合組織もつくっています。
真皮にあるプロテオグリカンは、水分を保持するために大いに役立っています。