美容医療用語集
筋肉
生理解剖学では、筋組織と呼ばれている部分のことで、体重の約40%の重量を占めると言われています。
収縮性をそなえた筋線維から成り立っています。
筋組織は、細長く伸びた細胞から構成されており、収縮と弛緩が円滑に行える構造になっています。
また、機能に応じて平滑筋、骨格筋、心筋の3種類に分けられます。
美容ととくに関係の深い筋肉は顔面筋です。
顔面筋は顔の表情をつくるときに働くので、表情筋とも呼ばれます。
この表情筋は、自分の意思によって動かすことが出来る横紋筋で、全部で28ほどあり、それらが複雑に重なり合ってデリケートな感情を表情として表します。
筋肉が伸縮を繰り返していると、徐々に筋肉にくびれができて緩んできます。
すると、皮膚にもたるみができてさらにシワとなって現れ、刻まれてきます。
特に高齢化が進むにつれ、額のよこじわ、カラスの足跡と言われる目尻の小じわ、放射状に現れる口角のシワ、首のよこじわなどが目立ってきます。
これらを防ぐためには、まず肌の水分を保って乾燥を防ぎ、筋肉の流れに沿ってマッサージをすることが大切です。