美容医療用語集
AHA
AHAとはα-ヒドロキシ酸の略語で、主にグリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸の5種類があります。
リンゴやぶどう、柑橘類などのフルーツによく含まれていることから別名フルーツ酸とも呼ばれています。
肌になじみやすく刺激も少ないため、日本では最もメジャーなケミカルピーリングに使用する薬剤です。
角質層のつながりをゆるめる効果があり、古くなった角質(垢)をはがれやすくする事で正常なターンオーバーを促します。
ターンオーバーが整う事により、肌全体のくすみが取れたり、皮脂の分泌がスムーズなり、毛穴のつまりを防ぐ事によりニキビが改善したり、ニキビが出来にくい肌質に変えたりする効果があります。
AHAの作用は真皮にも及び、コラーゲン線維の生成が促進されるため、小じわを改善したり、肌をふっくら整えたりする効果もあります。
近年ではピーリング石鹸やふき取りピーリング化粧水などの自宅でケミカルピーリングができるというスキンケア用品が多数販売されています。
医療機関での施術に比べ、かなり弱い酸性度ではありますが、ケミカルピーリングにより角層の結合が弱まっている状態にすると、普段使用しているスキンケア成分の浸透を高めることが出来ます。
皮脂の分泌を抑えたり、メラニン生成を抑え美白効果のあるビタミンC誘導体配合のスキンケア製品と一緒に使うとより効果的です。