毛穴ケア成分として注目されているグリシルグリシン‼️当院のエレクトロポレーションの導入液としても取り入れてます✨美容成分について毛穴のメカニズムも含めて紹介します。
なぜ毛穴は目立つようになるの?
毛穴とは、毛が生えている小さな穴のことで、毛孔(もうこう)ともいいます。皮脂や汗の出口になる部位です。毛穴の奥には毛乳頭や毛母細胞があり、それらを包み込んでいる穴全体を毛包といいます。
目立つ毛穴としては、開き毛穴、詰まり毛穴、たるみ毛穴の3種類があり、一般的には混在しています。
目立つ毛穴を断面図で見てみると、出口である毛穴のまわりの肌がすり鉢状に凹み、削られたようになっていることがわかります。
そのため、上から見た時の穴の面積がより大きく見え、毛穴が目立って見えると考えられています。また、毛穴の形は年齢とともに円形から楕円形になり、面積が大きくなって目立つようにもなります。
目立つ毛穴の周りで何が起きているのか?
資生堂の研究発表によると、毛穴が目立つ人の特徴として、目立たない人よりは皮脂量が多い上に皮脂の構成成分にも違いがあったことがわかっています。20~30代の毛穴が目立つ人の皮脂の成分を詳しく分析した結果、毛穴が目立たない人と比べて「脂肪酸」の構成中、不飽和脂肪酸(酸化されやすい脂肪酸)の比率が約2倍と高いことがわかりました。不飽和脂肪酸は、表皮細胞内のイオンバランスを崩し炎症を引き起こす情報物質(サイトカイン)の分泌が促進されることがわかっています。この炎症によって毛穴周辺の表皮角化細胞のターンオーバーが乱れ、すり鉢状の凹みが生じて毛穴が目立つようになったり、肌荒れが起こったりします。
グリシルグリシンってどんな成分?
グリシルグリシンは、アミノ酸の1つであるグリシンが2個つながった構造をしています。グリシンは必須アミノ酸ではありませんが、体内でつくられるコラーゲンの1/3を構成している保湿効果の高いアミノ酸です。アミノ酸が2個つながった物質を一般的に「ジペプチド」と呼ぶことから、最新の表示名称では、「ジペプチド-15」に替わっています。
ただ、現在も一部の商品では「グリシルグリシン」と表示しているものもあります。
細胞内のイオンのバランスを正常に戻すことで、サイトカインの分泌を抑えることが期待できます。また、グリシルグリシンを含む水溶液と含まない水溶液を半顔ずつ2カ月連続して塗布し比較した結果、グリシルグリシンを含む水溶液では頬部の毛穴面積が小さくなり、毛穴周りの肌状態も改善されていることがわかっています。
魅力的な美容成分、エレクトロポレーションでの導入はいかがしょうか😊✨
参照ページ:資生堂株式会社女性の肌悩みNo.2の「毛穴の目立ち」は、解消できる!?