この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
東京美容皮膚科クリニック
港区 JR浜松町駅 北口 | 都営地下鉄 大門駅 直結
日本生命浜松町クレアタワー 4F
院長 2015/07/04
こちらのブログでは、はじめまして。
東京美容皮膚科クリニック浜松町院の野口です。
今回は私の初めてのDrブログということで、当院が力を入れている施術の一つの大きな核であるウルセラについて書いていきたいと思います。
昨年1月から当院に導入されたウルセラですが、もう既に多数の方が施術を受けられています。
リピートされる方も多く、人気の施術となっています。
今回は、ウルセラについてまとめたいと思います。
ウルセラは次のような方に向いています。
①たるみの治療はしたいが手術には抵抗がある方
②今ある最新かつ効果の高い機器で治療を受けたいと考えている方
③サーマクール、スカーレット、リファームSTだけでは効果が物足りない方
④顔全体にあまりボリュームはないが、たるみが出ている方
⑤あまり頻繁に来院するのが難しい方
上記について補足していきます。
①当院では切らないたるみ治療を行っています。
手術による治療では、内出血などのダウンタイム(施術後の目立つ時期)が長くなります。
また手術ではいわゆる‘やりすぎた感’が出てしまうことがあります。
②ウルセラは米国FDA(日本の厚生労働省に相当する機関に属する)が認めているたるみ治療の機器で最新のものです。
頬に対してはもちろん有効性はありますが、特に目周り、顎下のリフトアップ(引き上げ)についてはFDAが唯一有効性があると認めた機器です。
③ウルセラは皮膚よりも深い筋膜(筋肉を包む膜)までアプローチできる器械です。
サーマクール、スカーレット、リファームSTの引き締め効果に加え、リフトアップも行うことができます。
そのため、上記の治療で物足りないと感じた方にもおすすめの治療です。
④ウルセラはリフトアップの効果がメインであるため、引き締め(ボリュームダウン)効果はサーマクール、スカーレットほどまでは強くありません。
逆に言うとあまりボリュームを落としすぎずにたるみを改善したい方に適切の器械と言えます。
⑤たるみの器械はそれぞれ効果の持続期間の目安があります。
リファームSTで1ヶ月、サーマクールやスカーレットで4〜6ヶ月なのに対し、ウルセラは半年〜1年くらいと言われています。
そのため、仕事の忙しい方や遠方で頻繁に来院するのが困難な方に向いている器械です。
ウルセラ施術の際の注意点
ウルセラはたるみに対して有効性の高い施術ですが、いくつか注意の必要なことがあります。
①徐々に効果が出てきます。(施術2ヶ月後が一番良い状態となります)
②施術中の痛みがあります。(我慢できる範囲です)
③ダウンタイムがあります。(あまり長い期間ではありません)
上記について補足していきます。
①サーマクールなどは施術直後から効果を実感していただけますが、ウルセラの効果は徐々に出てくるため、直後はあまり効果をわかりにくいことが多いです。
徐々に引き上げ、引き締め効果が現れ、2ヶ月後に一番良い状態となります。
②他のたるみの治療に比べると少し痛みがあります。
しかし、アメリカの最新の研究によりかなり痛みを生じにくく治療が行えるようになりましたので、痛すぎて途中で施術を中断するような方はいない範囲までになりました。
ですが、全く痛くないというわけではありません。痛みが心配な方は麻酔のクリームも使っていただけます。
③ダウンタイムには、ほとんどの方に出る症状と、非常にまれに出る症状とがあります。
ほとんどの方に出る症状としてはミミズ腫れがあります。
しかし通常は数十分〜1時間程度でひきます。
非常にまれに出る症状としては、猫にひっかかれたような線、筋肉痛、内出血などです。
いずれも数十人に一人くらいの割合で出現します。
さらにまれな症状としては、おたふく風邪のように頬が腫れるなどがあります。
こちらは二百人に一人くらいの割合で出現します。
これらの症状は出現したとしても1〜2週で軽減することがほとんどです。
ウルセラは上記のような注意点はいくつかありますが、効果は非常に高いものとなりますので、たるみを本格的にケアされたい方は是非お試しください。
最近はウルセラと、サーマクールやスカーレットを組み合わせて治療を希望される方も増えてきています。
切らないたるみ治療で最大限の効果を期待される方にはおすすめです。
当院に所属している医師6名全てがウルセラ認定医の資格を持っております。
診察の際に、その方それぞれのたるみの状態を拝見して、その方にあった治療を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。