この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
東京美容皮膚科クリニック
港区 JR浜松町駅 北口 | 都営地下鉄 大門駅 直結
日本生命浜松町クレアタワー 4F
2016/02/20
東京美容皮膚科クリニック 浜松町院の野口です。
今回は昨年末に当院に導入しましたタトゥー治療の最新機種であるピコレーザーの治療を始めて2ヶ月程度経過しましたので、今までの印象をまとめたいと思います。
前回のタトゥーのブログでも書きましたが、今までQスイッチYAGレーザーを照射してかなり薄くなったタトゥーでも、ピコレーザーを用いると、そこまで強いパワーでなくてもしっかりと反応します。(さらに薄くなることが予想されます)
ピコレーザーの照射時の痛みは今までのQスイッチレーザーと比較して大きく変わりはないようです。
照射後の皮膚の変化は、アメリカの論文では水ぶくれや色素沈着などが報告されていましたが、実際は今までとあまり変わりはなく大きなトラブルは起きていません。
一方、治療効果では、今までのレーザーよりも色の抜けが良いとおっしゃる方も徐々に出てきています。
最近、当院でレーザー治療を始められた方の写真です。
左上:濃い黒色です。従来のQスイッチでもかなり薄くできますが、ピコレーザーを使うことでさらに薄くできることが予想されます。
右上:手の甲は他の施設でイースネイザーで治療を受けてやけどのようになってしまったとのことです。
当院では照射方法を工夫しつつ、毎回照射前に状態を診察することで、やけどのリスクをかなり低くすることができています。
左上:黒一色のやや範囲の広いタトゥーです。範囲が広い場合は、何回かに分けて照射することも可能です。
ご自身の負担のない範囲で治療を受けていただけます。
右上:濃い黒とオレンジ色で構成されています。
ともにピコーレーザーを使うことで今までのレーザー治療以上に薄くできると予想されます。
カラフルなタトゥーです。ピコレーザーの良い適応です。
黒色で濃いもの、黒色以外のカラーのタトゥーに対しては、ピコレーザーですと今までのQスイッチYAGレーザーよりもさらに効果が期待できますので、タトゥーの治療を始めようか検討されている方はこの機会にお気軽にご相談ください。
レーザー治療について詳しくは以下のアイコンをクリックしてご参照ください。