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夏に向けて、脇BOTOX

吉井Dr 2020/07/11

医師の吉井です。

じめじめした日が続いていますが如何お過ごしでしょうか

当院ではコロナの感染対策もより強化し、診療にあたっています。

 

これからの季節、ノースリーブなど脇の出る服を着ることが増えますよね

前回のブログでBOTOX治療のお話をしましたが

今回はその中から脇汗を少なくする、脇BOTOXについて詳しくお話させて頂きます

 

BOTOXの働き

BOTOXには筋肉の動きを少し弱める作用があると前回お話しましたが

これは筋肉を動かすための情報伝達に必要なアセチルコリンの放出を抑制するからです。

汗が出るのにもアセチルコリンが関与しており、この放出を抑制することで

汗を出すのに必要な情報が伝わらず汗の量が減ります

 

汗腺と効果について

汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺がありますが、

多汗症に関係しているのは主にエクリン汗腺です。

BOTOXはこのエクリン汗腺に主に作用し、汗の量を減らしてくれます

(汗が減ることによって腋臭に加え衣類の黄ばみも軽減されますが、

腋臭症(ワキガ)にはアポクリン汗腺が関係しており、腋臭症への効果は期待できません。)

 

 

効果の出現、持続

治療効果は注入後2~10日から認められます。

持続期間は大体半年です

今施術を受けると、この夏だけではなく冬の脇汗も防ぐことが出来ます

 

副作用、合併症

・内出血

必ず時間とともに軽快していきます。

 

脇への注入は痛みを伴うため、麻酔クリームで痛みを軽減し

針もとても細いものを使用しています。

脇からの発汗を減少させると、他の場所からの発汗が増加することがあるのですか?

という質問をいただくことがあります。

文献では5%程に認められると書いているものもありますが、一時的なものであり元に戻るものがほとんどです。

脇の脱毛もあわせてされる方が多いです。

これからの季節に自信をもってオシャレが出来ますようお手伝いさせて頂きます。

気になる方は下記を参照ください。

 

ワキボトックス ¥50,000

 

7月23、24日は祝日のためお休みとなります。

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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