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タトゥー・刺青除去 その1

  2017/04/15

こんにちは。

日に日に暖かくなってきましたね。

プロ野球も始まり広島東洋カープファンの私にとっては最高のスタートです。

また応援に行きたいなって思う今日この頃・・・。

今回のテーマは「タトゥー・刺青除去」です。

タトゥー除去に関して、東京美容皮膚科クリニックの症例数の多さは日本でトップクラスです。

Picoレーザーのメンテナンスをしていただいた際、照射数は日本で一番多いのではと言われていました。

現在ではワンポイントから背中一面までご相談に来られる方があとを絶ちません。

北海道から九州まで全国より毎月500名以上の患者様にご来院いただいております。

大変嬉しいことですが一方で土曜日のご予約を大変多く頂いており、ご迷惑をおかけしている面もあります。

 

タトゥー除去に関して圧倒的症例数を誇る東京美容皮膚科クリニックですが、タトゥー除去に関して間違った知識を持って欲しくないため、タトゥー除去の詳細な経過をブログで取り上げることとしました。

まず、タトゥー除去の方法です。カウンセリングでも除去方法について全てご説明しています。

①手術

クリニックレベルでは単純に切除&縫縮という方法が主です。

適応ですがワンポイントで縫縮できる部位に限られます。

(皮膚が寄らないと縫い合わせることはできません)

背中一面などは縫縮できませんので植皮術が必要になります。

これは身体の別の部位から皮膚を剥ぎ取り移植するという方法です。

 

手術の一番の利点はすぐに消せる(無くせる)ことです。これに関しては手術に勝るものはありません。

欠点としては、全身麻酔で行う場合、それだけでリスクです。

出血、疼痛、感染のリスクは必ずあり、また傷跡がケロイドを形成することもあります。

ケロイドを形成した場合、それをさらに手術することもありますが、やらなければ良かった・・・と当院に相談に来られる方も多いのが事実です。

②削皮

読んで字のごとく、皮膚を削り取ります。

CO2レーザーや電動/フリーハンドデルマトームという機械を使用します。

手術と同様に回数が少なく効果を早く得ることができます。一方でどんなに細かくミリ単に行っても、傷跡は必ず残ります。

「綺麗に消せます・ケロイドにはなりません」等の謳い文句を見ることがありますが、リスクとして必ず存在します。

このリスク無しにはあり得ません。

③レーザー

QースイッチYAGレーザーとPicoレーザーがあります。Picoレーザーにも様々な種類があり、当院ではPicoWayを導入しています。

Picoレーザーは今でこそ主流となり多くのクリニックに導入されていますが、QースイッチYAGレーザーが従来は治療の主体でした。

「Picoレーザーは万能でどんなタトゥーでも綺麗に消すことができる」という謳い文句を見ることがあります。Picoレーザーは決して万能ではありません。

Picoレーザーを導入することで集客という面では効力を発揮するかもしれませんが。

QースイッチYAGレーザーとPicoレーザーの性質、特性をきちんと理解して施術を行う必要があります。

 

この二つのレーザーの違い、その使い分けについては非常に大切です。

詳細に記載してある当院ホームページをご参照ください。

http://www.tokyo-biyo-tattoo.com/lp/

レーザーの利点は、身体への負担が少ないこと、それゆえに日常生活・仕事に支障をきたすことがとても少ないです。

また、傷跡が大きく残らず綺麗に消せることも利点として挙げられます。

確かに色素沈着はありますが時間の経過とともに薄くなっていきます。

 

タトゥーが背中一面、腕、足、胸などに広範囲に入っている方にも非常に良い方法となります。

欠点としては①、②と比較しゴールに達するまでに時間がかかることです。

「1週間以内に消したい」という方はレーザーによる治療はお勧めできません。

 

また、クリニックによっては5回コースなどの契約でやっていることがあります。

例えば5回で終わらせるためには当然、初期パワー設定を高出力にする必要があります。

これは火傷のリスクとなります。

 

当院では「綺麗に身体に負担をかけずに消す」ことを第一に考えておりますので、このようなコース契約・高出力のパワー設定はしておりません。

当院では③のレーザーにてタトゥー除去をしています。

では次に実際の施術の流れを見ていきましょう。

15年前に機械を使用しタトゥーを入れた方です。

黒一色で若干ではありますが盛り上がりがあります。

黒以外の色素が入っている場合、「ぼかし」ではなく輪郭の「筋彫り」は濃く深く色素が入っている場合などは消すのに時間がかかります。

今回は特別にご協力いただき、治療経過を毎日記録させていただいております。

現在も治療は継続中です。

※ サイズ計測、料金の見積もりに関しては当院ホームページをご参加ください。

QースイッチYAGレーザーで治療を開始しました。

基本的にペンレステープという麻酔テープを事前に貼って来ていただきますが今回は麻酔クリームを塗布して照射を行いました。

自転車通勤をされていて、腕が腫れると支障が出るとのことでしたので初回は2分割照射をすることとしました。

照射直後です。

ホワイトニングと呼ばれる状態となります。

照射の痛みですが、「ゴムパッチンで弾かれている様な痛み」だそうです。

色素の濃さや部位によって痛みの感じ方は異なります。

照射後は軟膏処置+ガーゼ保護+包帯固定にて初日は終了です。

軟膏処置ですが1週間程度はお願いしております。

色素沈着をなるべく防ぐ目的があります。

照射1日目

小さな水疱を形成しています。

 

痛み、腫れは認めませんでした。

照射当日と同様に軟膏処置をし、ガーゼで保護しました。

照射2日目

水疱の数が1日目と比較し増加した印象があります。

照射による皮膚の“赤み”は軽減しつつありました。

照射3日目

水疱の一部が痂皮(かさぶた)を形成し始めました。

「かゆみ」が少し出て来たようです。

照射4日目

痂皮形成の割合が増加しつつあります。

テープ付着部位が少し赤みを帯びており、サポーターやストッキネット等を代わりに使用していただきました。

タトゥー除去のきっかけは、結婚、就職、出産、子供とプールや温泉に、彫り直し等いろいろあります。

そしてタトゥー除去はそれなりに時間がかかるで、長いお付き合いとなります。

信頼関係無しには治療は困難です。

カウンセリングより丁寧に時間をかけさせていただきます。

今後も治療経過を載せていきますのでタトゥー除去を考えておられる方、他院でうまくいかなかった方は参考にしていただけたらと思います。

また他院で高額な見積もりを出された方も一度カウンセリングだけでも構いませんのでご相談ください。

今週もお疲れ様でした。

この記事の監修者

二宮 幸三(にのみや こうぞう)東京美容皮膚科クリニック 院長・医学博士
二宮にのみや 幸三こうぞう
東京美容皮膚科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
たるみ治療に特化し、新しいリフトアップレーザー機器の素晴らしさを安心して体験いただけるよう、痛みの少ない施術を心掛けています。
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。

 

 

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