この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
東京美容皮膚科クリニック
港区 JR浜松町駅 北口 | 都営地下鉄 大門駅 直結
日本生命浜松町クレアタワー 4F
2016/03/30
東京美容皮膚科クリニック浜松町院の野口です。
当院でウルセラの治療を始めて、2年以上が経過いたしました。
その間に当院では、多くの方(のべ1000人以上)に施術を受けていただいています。
今回のブログでは、今までのウルセラ治療の経過をまとめたいと思います。
ウルセラは2004年にアメリカで開発されました。
アメリカの厚生労働省にあたるFDAが、「超音波で唯一リフトアップできる器械」として認めたものです。
ウルセラは超音波で皮膚および筋膜に熱を加え、コラーゲンを増やすことで、具体的には以下の効果が期待されます。
頬のリフトアップ→たるみ、ほうれい線、マリトネットラインの軽減。
眉のリフトアップ→目の開きの改善。
顎下のリフトアップ→二重顎などの改善。
首元のリフトアップ→首のたるみおよび横ジワの軽減。
効果は施術後、徐々に出現します。(一般的に直後にすごく変化するというものではありません)
2ヶ月後をピークに効果が出現し、その効果は6ヶ月〜1年程度持続します。(個人差があります)
当院では、モニターの方はもちろん、モニターでない方にも可能であれば、二ヶ月後に来ていただいて、施術前と二ヶ月後の写真を比較していただくようにしています。
おかげさまで大半の方に効果を実感していただいています。
開発当初から数年は、かなりの痛みを伴う治療でした。
そのため、今でも「ウルセラはかなり痛い」と思っている方も少なからずおられます。
しかし、最近のアメリカの研究により、今までと同等の効果を出しつつも、あまり痛みが出ないように照射の仕方が工夫されました。
そのため、痛みが心配な方は麻酔クリームを使えば(痛みに強い方は麻酔クリームなしでも)、なんとか我慢できる治療となってきています。
(上から順に頻度の高いものです)
1.みみず腫れ:1.5mmの層に熱を加えた場合、ほとんどの方に出現しますが、一時間以内に症状がおさまることが多いです。
2.線状の痕:稀にみみず腫れのところが猫にひっかかれたような痕となることがあります。
1〜2週間でおさまってきますので、お化粧でカバーしていただきます。
3.筋肉痛:稀に頬に筋肉痛に似た鈍痛が出ることがあります。一週間くらいでおさまることが多いです。
日常生活には特に支障はない範囲です。
4.内出血:ごく稀にフェイスラインのあたりに内出血が出ることがあります。
1〜2週間でおさまってきますので、こちらもお化粧でカバーしていただきます。
5.額〜前頭部の違和感、しびれ、痛み:ごく稀に出現します。1〜2週間でこちらも軽快します。
6.フェイスラインの腫れ:非常に稀に出現します。お化粧ではカバーできないため、マスク等で隠す形となります。こちらも1〜2週で改善してきます。
7.口角が下がる:頻度は非常に低いですが、ごくごく稀に出現します。
一時的な神経のダメージにより起きます。万が一起きたとしても、通常は一時的なものです。
数日で治ることもあれば、数ヶ月持続することもあります。
モニターを快諾してくださった方の中の一部の方の写真です。
今回は年代別に掲載させていただきます。
広い年齢層の方に受けていただいています。世代それぞれのお悩みがあり、大半の方はご自身の目指されている効果を実感されています。
特にほうれい線、マリオネットライン、目周りのたるみ、顎下のたるみを気にされている方が多いです。そのあたりの改善度に注目してみていただければと思います。
30代前半:フェイスラインがかなりすっきりしました。
30代後半:頬がすっきりとし、フェイスラインがすっきりしています。
30代後半:頬、顎下がすっきりとしています。
40代前半:フェイスラインがすっきりとし、ほうれい線が浅くなっています。
40代前半:頬がすっきりしています。ほうれい線がすっきりとしています。
40代前半:フェイスラインがすっきりとしています。
40代後半:頬がすっきりとし、ほうれい線とマリオネットラインが浅くなっています。
40代後半:頬がすっきりとし、ほうれい線が浅くなっています。
40代後半:フェイスラインがかなりすっきりしています。
50代前半:頬がすっきりとし、ほうれい線が浅くなっています。
50代後半:頬のたるみがかなりすっきりとしています。ほうれい線も浅くなっています。
50代後半:頬のたるみがかなり改善しています。それによりほうれい線も目立たなくなっています。