この記事の監修者
医師・医学博士、ウルセラ認定医
東京慈恵会医科大学医学部医学科 卒業
日々、研鑽しています。
最も信頼され、感謝されるクリニックでありたいです。
東京美容皮膚科クリニック
港区 JR浜松町駅 北口 | 都営地下鉄 大門駅 直結
日本生命浜松町クレアタワー 4F
staff 2012/05/17
昨日、 日本テレビ、ニュースゼロのディレクターの方から、
入れ墨のレーザー治療に関して、取材させてくださいと突然、
東京美容皮膚科クリニックに電話がありました。(午後2時)
治療中を撮影させてください。
患者さんの許可がいるので、駄目もとになるかもしれませんよ。
とお答えし、
午後3時から、午後9時まで、クリニックで待機していただきました。
午後3時以降の外来は、
入れ墨 切除手術 1件
入れ墨 レーザー施術 6件
他、サーマクール等の相談 数件
予約をいただいておりました。
HP上に載せていないモニター許可を得てある
写真やビデオは、数百症例あるのですが、
流石に、きちんとした報道番組のようで
当日自ら、取材したものを求められてた気がします。
昨夜の放送が23時から。
21時まで、当院で撮影されていました。
(凄い早さで編集するんですね。)
ディレクターの方も、カメラマンの方も感じはとても良く
報道の仕事も大変だなあ、と思いました。
突然の出来事に、僕は全国から新橋の居酒屋に集った
愛光学園32期生の同窓会に参加できなくなりました。
継続治療に来院されている患者さまや
初診の患者さまにも撮影を快諾していただきましたが
一番、ご迷惑をおかけしましたので、今後は
こういう事は、お断りしようと思いました。
入れ墨を消すのに、1度は医者にいって相談しなさいと
気軽にいう人いますが、
物事はそんなに簡単ではないんですね。
意外に悩みは深いし
病気ではないので、切ればいいというわけではないんです。
方法論は、大きく分けて 2通り
①:手術
・単純切除縫合
・植皮
・削皮
②:レーザー治療
・QスイッチYAGレーザー等の色素に反応するレーザー治療
・ほくろやイボを蒸散させる、CO2レーザーにより皮膚を削る治療
最も、行ってはいけないのは、
CO2(炭酸ガス)レーザーによるレーザー治療です。
瘢痕が醜く必発します。
肯定的な論文を書いている医師もいますが、
患者さんがかわいそうだから、やめてあげてください。
QスイッチYAGレーザーによる入れ墨のレーザー治療は、
紺や黒い色の入れ墨でしたら
遊びで墨汁でいれたものは、2,3回
淡く入っているものでしたら、5回から 10回
しっかり入っているもんでしたら、10回から15回
ほとんど分からなくなります。
赤やオレンジ・水色・紫色の入れ墨でしたら、回数が増えます。
明るい色の場合は、レーザーの波長を1064nmから 532nmに変換して照射したり、
工夫もしますが、完全に取り除きたい場合
範囲が小さければ、切除を勧めます。
Z形成術やW形成術など、縫合にも方法がありますが、現実キズは残ります。
レーザー治療の間隔は、施設によってまちまちですが、
3ヶ月に1度くらいのところが多いのかもしれません。
反応性に生じる色素沈着が強く出ない限り
患者さんも僕も早く消したいので
月に1度のペースで照射します。
・レーザー治療の料金が、施設により差が大きい事
・最後まで治療しようとしているクリニックが、少ない事
(5回で多少薄くなっても意味がありません。)
・毎回、施術する医師が変わったりする事
簡単に医者にいけといってくれるなという理由です。
昨夜放送のニュースZEROは、クリニックのエントランスをとてもきれいに撮影してくれていました。
個人的には、太りすぎを実感したので、痩せねばと。
0001.JPG
0003.jpg
0005.jpg
0006.JPG
0007.jpg
0009.jpg
0011.jpg
色素沈着が少し生じてますが、数ヶ月で薄くなっていきます。
※思いがあって、入れたもので周りに不快感を与えず、
日常生活に制限がないものは、そもそも消さなくてもいいと思いますけど。
芸術という捉え方もできますし。
※現実、来院される患者さんは、気さくで、いい人多いです。